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クリアクリーンホワイトニングは白くなる?!

クリアクリーンホワイトニングは薬局で安価で手に入る為、使用している方が多いのではないでしょうか?あのしゃりしゃりした磨き心地、私的には大好きなんです。

元歯科衛生士として、クリアクリーンのホワイトニング効果について検証します。

 

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クリアクリーンのホワイトニング効果のあるもの

「クリアクリーン」には配合成分によりいくつかの種類があります。そのうちホワイトニング効果のあるものは以下の種類になります。

 

・クリアクリーンプレミアム美白

 

・クリアクリーンホワイトニング

 

液体歯磨き

・クリアクリーンホワイトニングデンタルリンス

 

クリアクリーン歯磨き粉に含まれる清掃剤(研磨剤) 

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クリアクリーン歯磨き粉には清掃剤(研磨剤)として「炭酸カルシウム」「無水ケイ酸」「含水ケイ酸」「二酸化ケイ酸」が含まれます。

(ホワイトニング デンタルリンスには清掃剤はふくまれていません)

 

鉱物に対する硬さの尺度として、引っかいたときの硬さで「モース硬度」の基準が決められています。この「モース硬度」でクリアクリーンに使用されている清掃剤の硬さを見ていくと、そのほとんどが歯の象牙質の硬さよりも硬い物質になります。

 

象牙質の硬度が5〜6に対して、清掃剤の硬度が7になります。炭酸カルシウムのみ硬度3で歯よりも軟らかい物質に分類できます。(数値が大きい方が硬い)清掃剤のみに着目してみると歯に多少ダメージがかかるホワイトニング歯磨き粉になります。

 

ですが、クリアクリーンの清掃剤には清掃助剤が配合されており、研磨力だけに頼ったホワイトニングではありません。

 

注意:清掃剤とは研磨剤を言い換えてあるだけで、同じものになります。

 

クリアクリーンの清掃助剤には何がある?

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●クリアクリーン プレミアム(薬用ハミガキ)

◯清掃助剤「カルボキシメチルセルロースナトリウム」

食品添加物として使用されている安全性の高い成分になります。水に安易に溶け、浮いた汚れを吸着除去してくれます。

 

 

◯清掃助剤「DL-リンゴ酸」

歯の表面に付いたステインやヤニ汚れを浮かして落とすホワイトニング成分になります。

 

◯吸着促進剤「グリセロリン酸カルシウム」

この成分を配合することで電気分解が促進され、酸性に傾いた(pH7未満)お口の中を中性に近づけることができます。中性になれば歯の再石灰化も促進されるため有効な成分になります。「グリセロリン酸カルシウム」はアルカリイオン整水器や食品添加物としても使用されています。

 

◯カルシウム補給助剤「キシリトール

キシリトール」は虫歯になりにくい甘味料として子供用歯磨き粉やガム等にも使用されていますがそのほかにも、様々な効果があります。

 

・歯を溶かす酸性に傾く歯垢の内部を中和する

・歯の再石灰化を促進する

・虫歯菌を抑制する

 

クリアクリーンプレミアムは「キシリトール」の酸を中和する働きと歯の再石灰化を促進する働きに着目して「カルシウム補給助剤」としてキシリトールを配合しています。

 

●クリアクリーン プレミアム美白(薬用ハミガキ)

 

クリアクリーンプレミアム美白はプレミアムに配合されている「カルシウム補給助剤」成分だけでなく、歯に光沢を与え汚れが再付着しにくくする成分も配合されています。

 

◯「ディープクリア成分&ブライトコート成分」の光沢剤「フィチン酸液」

米ぬかや小麦などの穀類、豆類などに多く含まれている天然由来成分になります。

フィチン酸液は「光沢剤」として使用されていますが、配合することで歯の着色汚れも除去しやすくします。そのためプレミアム美白の製品特徴である「ディープクリア成分」「ブライトコート成分」としての働きがあります。

 

◯「ブライトコート成分」のコーティング剤:ポリリン酸Na

ポリリン酸は食品添加物として使用される成分になります。歯磨き粉に使用されるこの成分は「短鎖分割ポリリン酸」が配合されています。この成分は歯の着色汚れを除去する効果だけでなく、歯の表面をコーティングする作用もあるため、歯に汚れが再付着するのを予防してくれます。

 

 

クリアクリーンのCM「本来の白い歯」の意味

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クリアクリーンのCMで「毎日の着色汚れを落として、本来の白い歯へ

というフレーズを耳にしたことがあるかと思います。

 

クリアクリーンは「ホワイトニング」歯磨き粉ではありますが、歯科医院で行うようなホワイトニングとは別物になります。毎日の食事で付着する汚れを除去して、着色汚れがつかない、つきにくい状態に導くための歯磨き粉になります。

 

よって、「歯を真っ白にしたい!」と思って使用するよりも、「コーヒーのステイン汚れやヤニ汚れが気になるので、普段からケアしたい」と考えているかたに向いています。

 

インプラント歯周病の方にはおすすめできない

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クリアクリーンを使用している患者さんの歯のクリーニングをすると、たまに歯と歯茎の隙間に白い顆粒が残っていることがありました。

 

 この顆粒は歯磨き粉の残りカスで、顆粒は自然に溶けることがありません。

隙間に入り込んだままになっていると結局は汚れが付着したままの状態になってしまうため、歯茎にとってよくありません。

 

また、インプラント治療を受けた方だと顆粒がインプラント体に傷を入れたり、顆粒が残ったままになるため、インプラント周囲炎になる可能性があります。

 

歯周病患者さんやインプラント治療を受けた方はクリアクリーン歯磨き粉の使用を避けた方が良いかと思います。

 

結論

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クリアクリーンは日常使いの歯磨き粉であって、ひどいステイン汚れが付着していたり、歯を真っ白にしたい!と考えている人には向きません。

 

歯科医院で行うような、ホワイトニング効果を得たいと考えている方は別の歯磨き粉を使用すると良いでしょう。

 

 以下は以前ホワイトニング歯磨き粉を実際使用して検証した内容になります。

 

 

 

 

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